墨色の糸

エニアグラムやMBTIや歴史など雑多なことについて語るブログです。 Twitter→@belye0nochi

カテゴリ: MBTI


見分けるのが難しいと言われることのあるESTPとESFP。個人的に、彼らの違いを理解するには、これらの曲を聴くのが一番いいと思っています。


ESTP



ESFP


※これはイメージです。


MVというよりは、曲調や歌詞が非常にそれっぽいと思います。
曲調は完全フィーリングなので説明不要として、歌詞については

フライングゲット
『2人目が合えば なぜか逸らすのに 僕をまたすぐ見る 君ってもしかしてもしかして』 『誰といても 微笑み方で 君が僕に恋を恋をしてるのは鉄板』 『その目誘ってる 僕に来てくれと』
→状況を観察して(Se)理屈で考え(Ti)相手の感情を推し量っている(Fe)

『素直にならなきゃ楽しくないぜ!』『それが妄想としても 声をかけてみなきゃ始まらない』『君に空振りしても 当たって砕けろ あるある 男じゃないか』『いつもやるだけやるさ 黙って見てても恋は売り切れるよ』
→行動方針を選ぶ根拠が、自分がどうしたいか(Fi)というより、その方がいい結果に繋がるからというような自分の中の理屈(Ti)に近い。またその「いい結果」とは多くの場合(男じゃないか、を除けば。これはその方が男らしくてカッコイイ!ということか?)、とにかく今相手が手に入るかという即物的なもの(Se)である。


ヘビーローテーション
『I want you! I need you! I love you! 』『ポップコーンが弾けるように 好きという文字が躍る 顔や声を想うだけで 居ても立っても居られない』『ハートの奥 ジャンジャン溢れる愛しさは』
→I want you!からして見るからにFi的だし、その他の部分もほとんどは自分の気持ちをひたすら歌っていて、思考的な内容(Te,Ti)どころか相手の気持ち(Fe)もほとんど気にしていない印象。

『ヘビーローテーション』『たった一度 忘れられない恋ができたら満足さ』『ずっと繰り返して 24時間 君だけリクエスト中』
→広い意味の他者(Fe)ではなく、とにかく1人の人間(Fi)に関心がある。たった1人がいれば満足。

『君に会えて ドンドン近づくその距離に MAXハイテンション』『I feel you! I touch you! I hold you!』
→フライングゲットの主人公が相手を手に入れたがっているのと同じく、直接の接触(Se)がとにかく欲しい。




ニュアンスが伝われば嬉しいです。(*'ω'*)




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MBTIのマイナー気味理論で、-A↔-Tってあるじゃないですか。

https://www.16personalities.com/ja/%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96

↑のサイトでしか見たことが無い(もし他のサイトで見た人がいたらコメントとかで教えて下さい!!)とはいえ、このサイト自体が有名なのでだいぶ知られてると思います。

それで、-A↔-Tについてずっと疑問に思ってきたのが、-Tはなぜ「慎重型」なのか?ということです。
最初に見た時はまあ普通に、へーそうなんだ、と思っていました。しかし、この-Tってのはturbulentの略らしいと知って調べてみたら、turbulentの意味は「不穏な」「波乱万丈な」「荒れ狂った」「騒々しい」「乱暴な」「激しい」……全然慎重じゃないやん!!
-Tに比べると、-Aは「積極的な」「断定的な」「言い張る」という意味であるassertiveの略で、訳が「自己主張型」なので、あまり違和感はありません。うーん、そんな不穏で荒々しいのがどうして「慎重」ということになったのか、謎です。

「慎重型」という訳になった理由はたぶん、自意識過剰で完璧主義だから自分を見せることに関しては慎重である、ということですかね?でも、-Tの核心はそこではない気がします……
なぜなら、性格的側面として「アイデンティティ」と書かれているように、-Aと-Tの違いはアイデンティティの安定の程度だと思うんですよね。-Aはアイデンティティが比較的安定しているから落ち着いて自己主張しやすいし、悩み過ぎない。-Tはアイデンティティが比較的不安定なために人目を気にしてしまうのだ、と、私は解釈しています。
だから、「自己主張」↔「慎重」というのは的を射ておらず、「安定」↔「不安定」などにすべきではないかと思います。



尤も、そう偉そうに言ってみたところで、そもそも私の-Aと-Tの解釈が本当に正しいのかさえ分かりませんw -Aと-Tを扱っているのが私の知る限りこのサイトだけなのが、本当に残念です。アイデンティティって、他の4つの性格的側面に劣らず重要な指標だと思うんですけどね。





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「内向の知覚機能とは何ぞや????」

というのが、私が心理機能を理解する上での長年の疑問でした。

外に向かってSやNを働かせる、というのは分かる。「知覚」という言葉のイメージそのままだから。しかし、自分の内面に向かってSやNを働かせる、とはどういうことなのだろう(?_?)

内面にSやNを働かせるというと、単純に解釈するなら自分自身の内面に向かってSやNを働かせるということだろうか。しかしそれではいまいち意味が分からない上、書籍やネット上にあるSiやNiという機能の具体的な説明とは明らかに異なるように思える。
機能の具体的な説明を出発点に考えてみても、なぜ内面に向かってSやNを働かせるとそのような結果になるのか、どうもしっくり来ない。


そんなこんなでずっとよく分からないままで来ていたのですが、最近とうとうピンと来始めたので、その考察をこの記事に書いてみます。





まず、内向の知覚機能とは、自分自身の内面に向かって知覚機能を働かせて情報を収集することだ、と仮定します。
となると、結局のところ疑問は「その『自分自身の内面』って何?」ということになるわけですが、おそらくこの自分自身の内面とは、今まで自分自身の内側に蓄積されてきた記憶のことではないでしょうか?
だって、自分自身とは、すなわち記憶なのだから。……とこれはうちの学校の現代文教師の言葉ですが、たぶん、この解釈はそんなに的外れではないと思います。

自分自身の内面=記憶説を採用すると、
Si
情報が欲しい時、内面に蓄積された記憶をS的に(具体的に実際的に)精製した結果である、法則やデータのようなものを参照する。
Ni
情報が欲しい時、内面に蓄積された記憶をN的に(抽象的に理論的に)精製した結果である、信条や主義のようなものを参照する。

完璧ですね!!!!もしかしたら結構当たり前のことかもしれませんが、少なくとも私にとっては大発見です。


そう考えると、JとPの差異も自ずとはっきりします。
この記事では内向の知覚機能について考察してきましたが、外向の知覚機能については、前述した通り文字通りの知覚に近い、情報が欲しい時今目の前にある情報をS的またはN的に解釈したものを参照することだと考えられます。
Jは内向的に知覚機能を働かせるわけですから、情報が欲しい時は記憶の精製物を参照する。Pは外向的に知覚機能を働かせるので、情報が欲しい時は目の前の状況から情報を集めて参照する。
こう考えれば、Jの対応が柔軟性に欠け、Pの対応は臨機応変だが状況に流されやす過ぎる、となるのは自明です。今までの人生で蓄積されてきた記憶の精製は、記憶自体は日々更新されていくとはいっても、精製結果が突然大きく変わることはありえない。一方、今現在の目の前の状況は刻々と変わっていきますし、さらに言えば、記憶の精製物に比べ全容を把握するのがずっと難しいため、判断は遅らせて情報を可能な限り多く集めたくもなるでしょう。


イヤー長年の謎が解けるって素晴らしいネ(*'ω'*)(*'ω'*)(*'ω'*)



次は、理解しているつもりだったのに最近外向内向ともに再び分からなくなってきてしまった判断機能について考察し、記事を書きたいです(*´▽`*)でもやっぱ、何だかんだで関係ない記事を書きそうな予感。





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